「走りたい、走ってもよい、走りたくない」の3つの選択

考え方・思考

昨年からこどもが幼稚園に通い始めたこともあり、毎年この時期には秋に開催される運動会での父母参加リレーについての、参加の有無についてのアンケートを幼稚園に提出します。

父母リレー参加についてのアンケートの中での選択肢として、以下の3つがあります

〇走りたい

〇走ってもよい

〇走りたくない

「走りたい」「走りたくない」という選択肢が2つではなく、「走ってもよい」という3つあることに関心しました。

「走りたい」という選択

普段から体を動かしていて、幼稚園のリレー程度の短い距離なら全速力で楽に走れるよ~という人なら、迷わずこの「走りたい」と強い意志でもって選択するでしょう。

また、自分の子供やまわりの子供たち、親御さんなどのおおぜいの人の前で早く走って、目立ちたいという方にとってはこの選択をすることでしょう。

「走りたくない」という選択

学生時代は運動していたけど、サラリーマンになってからは夜の付き合いや仕事自体が忙しくて、週末は疲れをとりために一日中自宅でテレビを観て過ごしているなどまったく体を動かす機会がなくなったパパさんにとっては、幼稚園の運動会のリレーに積極的に参加したいかと言われたら、「普段まったく運動していないから」という理由で走りたくないという選択をするでしょう。

気持ちの中では、子供の前でリレーをかっこよく走っているところを見てもらいたいという気持ちがあったとしても、走っている途中で転んだらかっこ悪い、走っている途中で足がつったり、ましてはアキレス腱断裂なんてことになったら大変だという思いで走らない、走りたくないという意志でもってこれを選択するでしょう。

「走ってもよい」という選択

仕事が普段忙しくて、まったく運動していないけど、誰も走るが人がいないと運動会が盛り上がらないし、また普段運動していないけど、もし自分が運動会のリレー選手に選ばれればそれをきっかけに体を動かす習慣にするいいきっかけになるかもしれないという理由で、この走ってもよいという選択することもあるでしょう。

ちなみに私自身は毎年この「走ってもよい」というのを選択し、今年の運動会リレーの補欠候補になりました。

「走りたい」か「走りたくない」のかという意志を問う二択の場合は、私自身は間違いなく走りたくないを選択しますが、この「走ってもよい」という選択があることで、選ばれればやるという多少消極的ではありますが、走ることに対してそんなに抵抗がなく、普段少しは運動している人、週末だけマラソンをしている人が選択しやすいこの言葉をリレーアンケートの言葉としていれたことに、私自身なるほどっと関心しました。

まとめ

やるのかやらないのか、行動するのか行動しないのか、白か黒かなどの2択を問う選択をさせる場合、とくにやったことがないものに対してはどうしてもやったことないから、自信がないから、新しいことはこわいから、などを理由として新しい行動をとることに躊躇することはよくあります。

ただ、この3つの選択肢の中の「走ってもよい」という自主的ではないにしても、選ばれたらそれをきっかけに頑張りますという形であったとしても、走ることに対して取り組むきっかけになるのはそれはそれでいいのではないかと思いました。

例えば、「独立したい、独立してもよい、独立したくない」の3つの選択肢があった場合と「独立したい、独立したくない」の2つの選択肢しかない場合と比べて選択の幅はとても広がる気がします。

独立したいという強い意志はないけれど、独立はしたくないわけではない。ただ会社をくびになって独立せざるを得ない状態になったら頑張ります、というのもいいのではないか思いました。

なんでもそうですが、行動するためのきっかけはそんなにつよい意志なんてものがなくても、行動するための環境が整えるということのほうが大事だったりします。

【編集後記】

途中、ブログを休みましたが、この記事で100記事を達成しました。

時間はかなりかかりましたが。。(汗)

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