バス停でバスをまっているときに目の前の工事現場をふと見上げると大きなクレーン車がとまっていて、クレーン車に書いてある言葉が目につきました
「吊り荷の下に入るな!!」
この文字が書いてあるのとないのとでは、作業現場の人の行動はまったく違うと思います。
安全第一は現場で働いている人にとって当たり前のことだとは思いますが、当たり前のことって意外と忘れてしまうのではないでしょうか?
当たり前でも忘れてしまうことを前提にこの言葉を書いていることはとても重要だと感じます。
「安全第一」:うんそうだよね?具体的には?
「吊り荷の下に入るな!」:そうだね。吊り荷の下は危ないから入ってはいけないよね
自分の記憶ばかりに頼っていて、失敗したことはありませんか?
記憶に頼っていたせいで、失敗したことはありませんか?
開業当初は、ひとりで仕事をしていたため、すべて自分の記憶に頼って仕事していたのですが、外で事務所を借りてからもその記憶に頼っていたため以下のような失敗をしました
・電気を消し忘れた
・電話の転送設定を忘れた
・冷暖房を消し忘れた
・珈琲メーカーを消し忘れた
・スマホを持ち帰り忘れた
・ゴミを指定日に出し忘れた
・請求書をかばんの中に入れっぱなしにして振込みを忘れた
クライアントさんとの打ち合わせや仕事に関しては必ずノート・メモ帳やカレンダーにその場で書くので忘れたことはないのですが、事務所の運営上やらないといけないことに関しては記憶に頼っていたので忘れてしまうことが多かったです。
記憶に頼っていると次のような弊害がでてきます
・何度も同じ失敗を繰り返す
・カレンダーなど外部へアウトプットしないので、頭の中が常にモヤモヤした感がある
記憶はすぐに忘れてしまうもの、忘れることを前提に仕組みを考えよう
ひとりで仕事をしているフリーランスにとって、独立当初はある程度時間がありますが段々と忙しくなって時間の余裕がなくなってきます。
時間の余裕がなくなってくる前に記憶に頼らない、忘れることを前提とした仕組みをつくることをオススメします
ひとりで仕事をしているからこそ、気合・根性・努力で動くのではなく、仕組み・環境づくりが大事になってきます。
わたしの事務所では冷暖房の消し忘れ・ゴミの出し忘れが多かったので、壁にシールを貼っています
それ以降、消し忘れ・ゴミの出し忘れは前よりも少なくなりました。
事務所の退却時に忘れないように目につくところに貼っています。
そのほかの仕組み化や取り組みとして
〇文房具
・ボールペンのしんやコピー用紙など普段使うものに関してはある程度の在庫を持ち、頻繁に注文するという行動を少なくする。
・必要な文房具については、ほしいものリストへ記入しある程度たまったらアスクルのサイトでネット注文する
〇仕事全般
・電気、ネット代金、文房具の支払いに関しては振込み作業をなくすため、すべて自動引き落としの手続きをし、振込みという行為をなくすようにする。
・記帳代行業務を行う場合、届いた書類に関しては届いたらすぐにとりかかり、常に時間と気持ちの余裕をつくっておく
フリーランスはすべて自分自身でやらないといけないため、常にある程度の余裕ともっておくことがとても大事だと思います。
まとめ
記憶は忘れてしまうものという前提もそうですが、頭の中をすっきりさせるために記憶をいち早く外部へアウトプットして、経営に専念できる環境を自分自身でつくるということがとても大事だと思っています。
【編集後記】
昨日は定期訪問しているクライアントさんとの打ち合わせ。