何か問題が起きた時に、専門家に相談するというケースが多いと思いますが、顧問として法人、個人に関与している中で、大きな問題は頻繁に発生するものではありません。
専門家は問題を解決してあげることだけじゃなく、話を聞くことが大事。
顧問として法人、フリーランスの方を関与し、日々接していて思うことがあります。
専門家はクライアントさんが抱えている問題を解決することも大事ですが、話を聞くことのほうがもっと大事なんじゃないのか思います。
悩みや抱えている問題を専門家に解決してほしく話をするというよりは、問題を解決してほしいわけではなく、また問題だけの解決を望んでいるわけではなく、ただ話を聞いてほしい、誰にも言えないようなことを自分のことをよくわかっている専門家にだけには聞いてほしいということは多々あります。
だからこそどういう過程でもっていま悩んでいるのか、どういうことがあって不満に思っているのか、専門家にその話をすることで
・自分が本当はこんなことを思っていたんだということにあらためて気づく
・頭がもやっとした状態を整理することができる
・考え方、思いを専門家と共有することができる
・孤独な立場の経営者、フリーランスにとって愚痴や不平や不満を吐き出すことで冷静になれる
専門家はクライアントの言葉を引き出すためにも質問し、しっかり話を聞くことで、より信頼を得ることができるし、信頼されることでクライアントとの良好な関係をきづくことができます。
話を聞くだけで得られる最大の効果は、信頼を得られること
専門家として仕事をしていく中でもっとも大事なことはクライアントさんから信頼を得ることです。
この信頼を得ることなしに、専門家としての仕事はなりたたないと思っています。
その信頼を得るためにも、なんでも相談してもらえるような関係になることが大事なんだと考えています。
なので、税務、会計以外の相談、たとえば社長の個人的なことに関する相談に関しても話を聞くことは重要だと思います。
まとめ
話を聞くことは大事です。大事だと思っていても、聞かれてもいないことを気づいたらしゃべっていたということもあったりして、実行することは意識していないと難しいです。
【編集後記】
最近、事務所を出る直前になってやるべき業務があることに気づくことが多いです。
そのせいで帰りが少し遅くなっている今日この頃です。