借りたいと思った時には、銀行は貸してくれない。普段から準備しておくことが大事です

経営について

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ビジネスをしていて、事業のお金がなくなりそうになった時になってはじめて銀行からの借入を検討したとしても、なかなか銀行はお金を貸してくれません。

「いざっ」という時に借入をするためには、「いざっ」という状況になる前から常に準備しておくことが大事です。

借りたいと思った時では遅い。常にいつでも借りられるような体制にしておくことが大事

ビジネスをしている方にとって、一番重要なことの一つとしてお金がなくならないように事業のお金を管理することではないでしょうか。

お金の管理をしていれば、いつお金がなくなりそうなのかが事前にわかり、事前にわかることで早めに対応することができます。

いつでも銀行からお金を借りられる体制にするためには以下必要となります。

・月ベースの資金繰り表を作成し、おおよそ1年先までお金の動きをまとめておくこと

・月次試算表がすぐにできる体制をつくっておくこと

・毎年しっかり利益を出し、税金をしっかり払うこと

・2期連続の赤字を出さないこと

いつでも銀行から借入できるような体制をとっておくこととともに、銀行との関係をつくるために定期積金(信用金庫独自の金融商品)を申し込み、銀行員が毎月事業所に来てくれるような仕組みをつくっておくことも大事です。

新規創業融資制度を利用し、返済実績をつくることが大事

事業を起こしたばかりで、事業のお金が必要な方にとっておすすめなのが、日本政策金融公庫の新創業融資制度です。

日本政策金融公庫 新創業融資制度

創業したばかり、事業を開始後2期税務申告していない創業期において事業資金を融資してくれる制度です。

融資の際、銀行が求めてくるものとして

・資金がどのくらい必要なのか?

・いつ必要なのか?

・使う目的はなにか?

・返済の原資はあるのか?

月次資金繰り表や損益予測表といった表を使って説明していくことで、銀行が求めているものに対してこたえていく必要があります。

融資を受けることは事業を継続する上で大事ですが、もっと大事なのが借りたお金を約束通りに返したという実績です。

この返済実績をつくることが、銀行からの信用を得るためにはとても重要です。この返済実績をつくることが次回の融資の際に役立ちます。

まとめ

借りたものを契約通りに返すという当たり前のことが、銀行からの信頼を得る一番の方法です。

なので、今はそんなに資金が必要でない状態であったとしても、いつでも借りることができる体制をつくっておくこと、借りて返済実績をつくっておくこと、も事業を継続していくためには重要です。

【編集後記】

昨日は午前、夕方と事務所内で打ち合わせでした。年末調整関連書類がだんだんと集まってきました。

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